2月7日全校朝礼での学校長あいさつ
24.02.07
皆さん、おはようございます。
寒い日が続いていますが、体調など崩していませんか?
この寒さの中でも、我が家のクリスマスローズが花を咲かせ始めました。
これから春に向けて、綺麗な姿を見せてくれると思います。
さて、3年生の卒業も間近になりました。
いくつかのコースでは恒例の卒業イベントが行われていて、3年生が頑張ってくれています。
間もなく美術科の卒業制作展も開かれますが、これまでの美術科の卒業生の作品が、校舎内にもたくさん飾られています。
その中で、保健室の前あたりの廊下に、かわいらしい犬の絵があるのを知っているでしょうか?
こちらをまっすぐに見つめるとても愛らしい表情が印象的で、私のお気に入りの一つです。
ところで、私は家にネコを2匹飼っています。
リヨンとミユという男の子と女の子です。
この子たちの愛らしい表情を記録に残そうと、スマホで写真を撮っているのですが、なかなかうまく撮れないですね、カメラ目線になってくれる時が少なくて。
すぐに視線をそらされてしまいます。
実は多くの動物は、視線を相手に悟られないのが大切なんだそうです。
もしどこを見ているかがわかってしまうと、逃げようとしている方向が外敵に読まれてしまって危険だからという説があるようです。
だから、視線が悟られにくいように、多くの動物には「白目」に当たる部分がないと言われています。
でも、人間は複雑なコミュニケーションを行う上で、視線がとても大事ですね。
「白目」の部分があるために「黒目」がどこを向いているかすぐにわかり、それがコミュニケーションで重要な役割を果たしています。
視線だけでなく、「目の表情」もそうです。
特にマスクで顔を半分隠していることが増えた今では、それがより大切なような気がします。
朝、みんなと挨拶をしている時に、視線を合わせてニッコリして挨拶してくれる人が何人もいますが、それだけでとても嬉しい気持ちになるものです。
これはとても上質なコミュニケーションにつながることだと思うので、友達の間でも普段から心掛けてくださいね。
では、いよいよラストスパートです。
3年生が登校しなくなりましたが、このあと紹介があるように、1・2年生もとても頑張ってくれています。
今年度もあと少し、気合をいれていきましょう。
最後になりましたが、生徒会のみんなが呼びかけてくれた能登半島地震の被災地への募金に、多くの皆さんが協力してくれました。
私からも感謝します。ありがとうございました。
参考文献:近藤雄生著「10代のうちに考えておきたい『なぜ?』『どうして?』」2023年,岩波書店