2017年12月9日~14日、美術科2年生が修学旅行でフィンランドを訪れました。
[現地1日目]
今年で建国100年を迎えるフィンランドの首都、ヘルシンキに向け約10時間半のフライトで、現地時間の15時過ぎ、ヘルシンキ空港に予定通り到着しました。
相当な寒さを予想していましたが、現地は気温はマイナス1℃で思ったほどの寒さではありませんでした。小雨の降る中、バスで元老院広場前のクリスマスマーケットへ。
クリスマスツリーやイルミネーション、メリーゴーランドが美しく輝く中、生徒たちは寒さを忘れ、しばしショッピングを楽しみました。その後バスでホテルに到着し、ホテル内のレストランでビュッフェ形式の食事をとり現地1日目の予定は終了しました。
[現地2日目]
ホテルでの朝食後、6班に分かれ、午前午後に分けて、バスでフィスカルス社のアトリエ、ミュージアム、ショールーム&パビリオン、そしてフィンランドが世界に誇るイッタラ・アラビア・フィスカルス等のアウトレットショップを見学。
午前午後入れ替わりで、フィンランドの世界的建築家・デザイナーの巨匠アルバ・アアルトのアトリエ、自邸を見学。デザインの国フィンランドの素晴らしさの一端に触れることが出来ました。
[現地3日目]
いよいよ3日目は、ヘルシンキ市内から離れ、バスで約1時間半ヘルシンキの南西に位置するフィスカルス村に移動です。フィスカルス村は森と湖、川に恵まれた古い工場関係の建物を現代に生かした芸術家・デザイナー・職人の協同組合の村です。
生徒たちは9班に分かれてガラス・スプーン・キャンドルの制作体験と散策を行い、アーティストのお話も聞かせてもらいました。大いに制作に対する刺激を受けた1日でした。
[現地4日目]
前日の晴天とはうって変わってフィンランドに来てから初めて雪に見舞われました。
この時期にしては現地の気温は比較的高い方らしいので、積もった雪もすぐにぬかるんで、相当足元が悪い状態でした。
午前中に雪の降るシベリウス公園へ行き、キアズマ現代美術館の見学と午後からはデザイン博物館見学。夕刻には映画「かもめ食堂」で有名なアカデミア・ブックストアの見学後、ムーミンショップとスーパーマーケットでの買い物の後レストランで食事をしました。
[現地5日目・最終日]
いよいよフィンランドでのプログラムも最終日。アテネウム美術館へ行く前に向かいにあるヘルシンキ中央駅の駅舎や、ラップランドやロシア方面に向かう電車を見学。
アテネウム美術館は、前日のキアズマ現代美術館とは違いアカデミックな作品が多い美術館で、フィンランド出身の作家や常設展では近代の画家、彫刻家の作品を展示している空間が非常に落ち着いた素晴らしい美術館でした。
レストランで食事を終え全行程終了後、いよいよヘルシンキ空港より帰路に。
フライトを待つ間、ヘルシンキ空港でたまたまサンタクロースと出会い一緒に写真を撮っていただくというラッキーに恵まれ、幸福な気分のままこの旅を締めくくることが出来ました。
自然と芸術に大いに触れ、創作活動への感性と意欲が磨かれた修学旅行となりました。