お知らせ

5月1日全校朝礼での学校長講話

18.05.01

平成30年度 大阪成蹊女子高等学校 5月全校朝礼講話

 
全校生徒のみなさん、おはようございます。今日は、この学校の魅力、そして生徒のみなさんの素晴らしいところについてまず話をしたいと思います。
そして一例として本校の美術科に焦点を当てて、みなさん全員に話をしようと思います。
 
まず私が学校について思うことは、「多様性という魅力のある学校だな」ということです。
この多様性Diversityという言葉は今 時代のキーワードのひとつになっています。
スライド中の例は読み上げませんが、多様性が必要だ、多様性が重要だとよく言われます。
そしてこの大阪成蹊女子高校には2学科5コースという多様なメニューがあるんですね。
次に私が思うことは、「大阪成蹊女子高校の生徒は自分の学科自分のコースを選択して学んでいることが素晴らしい」ということです。
みなさんは今、前のスライドに書いている5つのコースのひとつを、中学卒業時に自分で選んで所属しているわけです。それは素晴らしいことだと思います。
次に時代のキーワードをもう一つ紹介します。
それは表現力(が重要だということ)です。国が「思考力・判断力・表現力の育成に努めなければならない」と言っているんですね。
元の国の文章ではこの前に「勉強だけじゃなく」という意味の言葉があるのです。
この表現力が重要だというのが時代の要請なのです。
さて前のスライドに書いたように、表現力には①文章表現、②音声表現、③身体表現など、誰にとっても必要な種類があるのです。
でも④の創作表現だけは、美術科 アート・イラスト・アニメーションコースのみなさんが選んだ分野なんです。
 
まず言葉でまとめると、「美術科 アート・イラスト・アニメーションコースのみなさんには創作物による表現という専門分野があるのです」そして、「他のコースのみなさんにはそんな多様な仲間がいることを 誇りに思ってほしいのです」
さてみんなで考えてみましょう。これは、これはかつての美術コースの卒業生の作品です。
学校食堂の入り口にあるので知っているでしょう。これは何を表現していますか。
私はね「オレンジ色の元気な生物が、何でも食べて何でもエネルギーにしてやるぞ」という活力とか勢いとかを表していると思いました。
先日、美術科の堀江先生にお願いして現在社会人になっている作者に会って作者の思いを実際に聞いてみました。
作者は「作品の周りの空間を全部明るいオレンジにしたいとこの元気なウサギが思っている」それを表現していると言ってくれました。私の受取りと、作者の考えに共通点とズレがあるでしょう。 
つまり鑑賞する側の様々な解釈ができることが創作表現の特徴なんです。
こんな風に、全てのコースのみなさんが多様な仲間からよい影響を受けてくれたらいいと思います。
さらに、学園内に学びの継続性が確保されていることも嬉しいことです
今日の話は以上です。次はスポーツコースの話をできたらいいなと思っています。
 
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