2019年1月24日・29日・2月4日の3日間、本校美術科2年生の3クラス対象に、高大連携授業の一環で芸術学部の江村先生がワークショップをしてくださいました。
『思いに触れる』と題されたこのワークショップは、人間の持つ5感の中の触覚を使って伝えるというプログラムで、質感の違う7つの物質を手で触らせ、その印象を擬音語(オノマトペ)でまず表現させる。
その擬音語から発想される詩を書くことから始まり、その擬音語からイメージを展開し、今度は粘土板の上にいろいろな道具を使って凹凸を付けさせます。
更に粘土板の上から石膏を流し込み型を取るという展開で、更にはそれぞれの石膏で出来た作品を手で触れて鑑賞させ、自分以外の作品に触れた印象をその作品に添付されたワークシートにそれぞれ記入させるという展開です。
めまぐるしく感覚を駆使するこの授業では、伝えることと、伝わることは必ずしも同じではなく、自分が伝えたいこと以外の予想もしないことが伝わったり、広がったりすることや、他人によって自分の無意識の部分を発見させてもらえたりと、大変興味深い授業でした。