8月24日始業式での学校長式辞
19.08.26
令和元年度 大阪成蹊女子高等学校 第2学期始業式式辞
今年の夏は、8月になってからたいへん厳しい、暑い日が続いていますが、今日から2学期を始めます。
令和元年の2学期、皆さんには活躍する機会があります。まず、文化祭です。現在も企画委員・生徒会役員の皆さんが一生懸命に準備にあたってくれています。
クラスでも、これからの放課後、文化祭の準備に向けた活動も本格的になることでしょう。
そして、文化祭が終われば、2年生にはこの12月に高校生活で最も楽しい行事の一つ、海外修学旅行が待っています。
そのほか、学外授業など、コース毎のいろいろな行事もあるでしょう。
3年生は将来の進路に向けて、受験も始まります。9月の下旬に併設校入試があります。
また外部を受験する人も推薦入試等で、秋には大学で入試面接があるでしょう。
2学期は、学校に来る保護者やお客様も多くなり、皆さんが校内や学園内で出会う外来者と接する機会は増えます。
そのような場で大切なのは、「挨拶」と「言葉使い」です。
「挨拶」がきちんとできることは、その人が人としてすばらしい魅力をもっていること、社会に通用する資質を持っていることを証明しています。
いくら頭が良い人でも、挨拶ができない人は社会で通用しないことは言うまでもありません。
挨拶ができることは、人としてのすばらしい魅力なのです。
もしも「こんにちは」の言葉が出なくても、笑顔での会釈もすばらしい挨拶なのです。
本学園の大学の先生方は、広報でよく他の高校を回っておられます。
大学の先生から、他校に比べて成蹊生の挨拶の良さを時々褒めていただきます。
それは、一部の生徒に限っているかもしれません。
この2学期から、すべての成蹊生が褒められるよう、学園内でお会いする大人の人への「挨拶」をしてください。
また、「言葉使い」にも気を使ってください。
「言葉使い」には、その人の外見や表情・態度以上に、その人の意識、気持ちがストレートに表れます。
人とのコミュニケーション力を高めるため、正しい「言葉使い」、優しい「言葉使い」を、この2学期しっかり身に着けてほしいと思います。
「言葉」で人を傷つけたり、傷つけられることのないよう、丁寧な言葉を心かげて欲しいと思います。
それが、本学園の忠恕の精神です。
1年生、2年生、3年生の全員が、大きく成長する2学期になるよう期待して、始業式の式辞とします。