お知らせ

12月24日終業式での学校長式辞

19.12.24

令和元年度 大阪成蹊女子高等学校 第2学期終業式式辞


駅から続く歩道の桜の木々はすっかり冬景色となりました。
私たちも今日2学期の終業式を迎えました。

今日、担任の先生から通知票をもらえると思います。
先日、その2学期の成績会議がありました。
よく頑張った人もいますが、努力が足らない生徒の報告もありました。
成績の評価は、知識や技術の修得の達成度が主な評価ポイントですが、それ以外にも学習に向かう態度であるとか、提出物等の学習努力も平常点として重要な評価ポイントになることは言うまでもありません。

特に1年生を見ていると、中学校までの義務教育とまだ区別できていない人がいるようです。
何もしなくて進級は出来ません。
努力した成果が2年生への進級であることをしっかり自覚してもらいたいと思います。
その一方、多くの皆さんが頑張ってくれていて、平均点が90点以上の生徒もいます。
ほんとうに、嬉しく思います。
「努力は裏切らない」と言う言葉がありますが、3学期には更なる頑張りを期待しています。

3年生の皆さん、学校に来るのはあと1か月程度となりました。
本校での3年間の学びが終わろうとしています。
この間、多くの皆さんは、内部進学や推薦入試で頑張り、卒業後の進路が決まっていると思いますが、これから受験する人もたくさんいます。
3年生全員が、晴れやかな卒業式を迎えられるよう、これから進路を決める人はもちろん頑張ってもらいたいですし、周りの皆さんも、これから進路を決める人への応援・サポートをお願いいたします。
ぜひ「有終の美」を飾ってください。

さて、この2学期には、9月の文化祭をはじめ、たくさんの学校行事やコース行事がありました。
この土曜には、提携校と交流する台湾国際交流も充実したものであったと聞いています。
とりわけ2年生は、このような学校行事の中核として頑張ってくれたと感謝しています。

そして、最大の行事である海外修学旅行が先日無事に終わりました。
コースごとに分かれたそれぞれの国で、全員がたくさんの貴重な体験と楽しい思い出をいっぱい胸に詰めて、無事に帰国してくれました。
私も2年ぶりに修学旅行に参加して、スポーツコースの皆さんと一緒に赤道直下のパラオで自然の美しさを体感し、失われつつある珊瑚の植え付けを経験しました。
地球環境の大切さを学んだのですが、何より、私が学んだのは、改めて本校の生徒の良さであり、頑張っている姿、成長している姿でした。
本校の生徒と関わった旅行業者の人、ガイドさん、ホテルの人、多くの人たちから、他校に比べて本校生の態度やマナーが大変すばらしいという言葉をいろいろな場面で、多くの人から聞くことができました。
また、様々な野外活動、パラオ高校との交流など、団体で行動する場面がたくさんあったのですが、その中で成蹊生が頑張っている姿を見て、本当に嬉しく思いました。
団体や集団生活の中では、必ずルールやマナーが存在します。
それは、集団での生活の中では、個人の気持ちを抑え、周りへの気配りや配慮が求めているからです。
そして、そのルールやマナーを守り、他者と共同できること、他者へ配慮できることは、皆さんの成長の証です。
これらができた今回の修学旅行では、参加したすべての生徒は立派だったと感じました。

令和元年の2学期は、1年生から3年生まで、多くの生徒が頑張った2学期だと思います。
最後に、良いお正月を迎え、3学期の始業式では元気な姿を見せてくれることを期待して、2学期終業式の式辞とします。
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