10月1日全校朝礼での学校長講話
20.10.01
令和2年度 大阪成蹊女子高等学校 10月全校朝礼講話
皆さん、おはようございます。
今日から10月。令和2年度も半分が過ぎ、後半戦に入ります。
本校では、月初めは全校朝礼を行うことになっていますが、コロナ対策の休校があり今年度は初めてです。
この全校朝礼では、校長講話をするのですが、講話ってどういう意味か知っていますか。
講話とは、「ある題目について、大勢の人にわかりやすく話をすること」です。
お説教の時間ではありませんよ。
今日は、笑顔について話します。
いまだにコロナが収まったなぁ・・・という実感はないし、マスクや手指の消毒も欠かせない日々です。
こんな日々ですが、皆さんは笑顔になれていますか。笑っていますか。
笑顔になると口角や頬の筋肉があがり、それを私たちの脳は「楽しいことをしている」と感じる、という話をしましたね。
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」という名言もあるように、昔から笑うことの価値が認められていると言えます。
でも、笑いも色々。人の失敗や間違いを見て思わず笑ってしまうことがありますね。
これは周りを温かくする笑いではありませんね。
時には、嫌がらせやいじめにつながる行為になる可能性もあります。
年齢や性別を問わず、笑顔ってすごく素敵な表情だと思います。
皆さんには、ほがらかで周りを温かくする笑いによる笑顔をたくさん見せてほしい、と願っています。
しかし、今はマスクを着用しているので、人が笑顔と感じる3つのポイントと言える「口角があっている」「上の歯が見えている」「目尻がさがっている」のうち、2つのポイントが表現できていません。
そこで、今は「目の表情」「アイコンタクト」が大切になる、というJALのCAさんの記事が出ていました。
昔からある「目は口ほどにものを言う」という言葉が示すように、コミュニケーションにおいて目の表情も大切なポイントだと思います。
そのJALのCAさんの記事では、マスクの中の表情も油断は禁物。
見えていなくても、口元はしっかり笑うことが大切だ、とも書いてありました。
毎日鏡を見る機会があると思いますが、マスクをした笑顔の自分も見てください。
マスクをしていても顔全体で満面の笑みになっている自分のことは、きっと好きになると思いますよ。
まだしばらくはwithコロナで、心の底から楽しめる気持ちにはなれないかもしれないけど、こんな時こそ「笑うから楽しいのだ。」を実践し、温かい笑いが成蹊女子高校内に広がることを願います。
では、これで10月の校長講和を終わります。