お知らせ

1月6日始業式での学校長挨拶

21.01.06

令和2年度 大阪成蹊女子高等学校 第3学期始業式挨拶
-令和2年度 3学期始業式を迎えて-


皆さん、おはようございます。2021年が明けました。
依然としてコロナ禍で厳しい現状ではありますが、1年の始まりにあたり期待を膨らませ、前向きになってほしいと思います。
 
そして、今日から3学期です。
学校では始まりではなく、1年の締めくくりとなります。
「有終の美」や「終わり良ければすべて良し」など、締めくくりの大切さを表す言葉もあります。
この1年間の自分を認めて、納得できる締めくくりになるよう、日々努めてくれることも願っています。

自分を認める、と言えば、日本の高校生は「自己肯定感」が低い、と言われることがよくあります。
努力をしても、頑張って取り組んでも、結果に結びつかなければ「自分はまだまだ」とか「自分はだめだ」と否定的に考えてしまうことが原因ではないか、と思っています。
結果から考えるのではなく、自分の取り組む姿勢や頑張ろうと思う気持ちを認めることも忘れないでください。

さて、変わらない新型コロナウイルス感染症による現状、数年に1度と言われる寒波が明日からくるという予報など、これなら安心!と言える対策がわからないのに、「気をつけてください」「注意をしてください」とニュースや天気予報などでは繰り返し流れる日々です。
不安だし、困りますね。
しかし、そのニュースや天気予報すら知らない、という人・・・特に若い人にそういう人が多いのも事実です。
生きていく、生活をしていく上では、興味がなくても知っておくべきこと、があります。

そこで、私からのお願いです。
「1日1回は、ニュースを見る・天気予報を聞く・ニッコリする」これを実践してください。
1日1回、「コロナ」「明日の天気」と検索し、1日1回何かに向かって「ニッコリ」とほほ笑む、ということです。
必要な情報は楽しい情報ではなく不安になる情報かもしれませんが、心構えという気持ちの準備をしてくれます。
また、その情報を他の人と共有することで不安を和らげることもできます。
さらに、ニッコリ微笑んでみれば、「大丈夫!」という安心を感じることができる気がします。
これも、誰かとニッコリし合えば不安が吹き飛ぶかもしれませんね。

最後に、収束の気配すら感じられないコロナの対策に役立ててほしい、とPTAから皆さんに2つの贈り物をいただきましたのでお知らせします。
1つは各教室に1台の空気清浄機です。3年生の教室から順次設置していきます。
もう1つは、成蹊のシンボルマークの入ったマスクを1人に2枚ずつです。
マスクは1月の中旬頃に渡せる予定です。

コロナ対策は何が正解なのか、がわからない状況です。
できることを続けるしかありません。
生徒の皆さんだけではなく教職員も含め、今できることをちゃんと続けていきましょう。
では、この1年が皆さんにとって良い年であることを願って、私の年はじめの話とします。
一覧へ戻る
Page Top