お知らせ

10月1日全校朝礼での学校長講話

21.10.01
皆さん、おはようございます。
今日から10月。令和3年度が半分過ぎたことになります。
そして、すごく久しぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が全国どこにも発令されていない日を迎えました。
ちょっと気持ちが軽くなったりしていますか。

しかし!です。コロナが収束したわけではないことは、皆さんもよくわかっていると思います。
コロナに関することで様々な情報が溢れていますが、私たちができる感染防止対策は、「正しいマスクの着用・手指の消毒・こまめな換気」と変わっていません。
これからは少しずつ寒い季節になりますが、換気には特に協力をしてください。

さて、「世界の人口76億、誰ひとりとして同じ人はいない、これって奇跡!」という言葉が流れるラジオのCMを、車を運転しながら聞くことがあります。
誰ひとり同じ人がいないことを活用して、耳の形や声などで判定する警備システムを考えている、というCMなのですが、「本当だ、誰ひとりとして同じ人はいないんだなぁ」といつも思うのです。

「自分は自分、人と違っていてもいいじゃない!」と思う一方で、人と違う自分を「浮いている、外れている、孤立している」と不安に思うこともありますね。
みんなが一緒だと安心感があるけれど、世の中に誰ひとりとして同じ人はいないのだから、みんなが一緒というのもある意味難しいことと言えます。
つまり、「違いを認めようとする・受け入れようとする」ことが大切だ、と私は考えます。

そのためには、「自分で考える」「相手を思いやる」ことが必要です。
深く考えずにSNSに投稿したり、簡単に「いいね」と賛成したり、周りのことを思わずに批判してみたりすることでのトラブルも後を絶ちません。
スマホの機能もどんどん進化していきますが、人とのトラブルはスマホの機能が解決するのではなく、使う私たちが考えて使わない限りトラブルはなくならないのです。

世の中に誰ひとりとして同じ人はいないのだから、自分と全く同じ考えの人がいるとも思えません。
だから、周りの人に意見を聞いたり、相談したりして、色々な情報を得て、最後は自分で考えることが必要です。

令和3年度の後半戦が始まります。
何となく過ごすのではなく、「考える」ということを忘れずに、過ごしてほしいと思います。
もちろん、これまで同様、マスクをしていても笑顔を心がけることも忘れないでくださいね。

また、1週間後には中間考査が始まります。
皆さんの職業は「高校生」、仕事内容は「学習すること」です。
日々の授業を大切にしながら、考査前の学習方法もいつもと一緒!と決めつけず、よく考えながら工夫をして取り組んでください。

この勉強が何の役に立つかは、いつかわかったり、気づくことです。
何の役に立つかわからないからやらない、と思っている人は、やりたくない理由として「何の役に立つかわからない」と言っているだけです。
今、やるべきことに一生懸命に取り組むことが、きっと皆さんの役に立つはずです。応援しています。
では、これで私の話を終わります。  
一覧へ戻る
Page Top