令和3年度 大阪成蹊女子高等学校 第2学期終業式挨拶
-令和3年度 2学期終業式を迎えて-
皆さん、おはようございます。今日は2学期の終業式です。
2学期は、新型コロナの新規陽性者数が爆発的に増えていた頃に始まりました。
毎日学校にくるのも不安でしたね。
あの頃に比べると数字は大幅に減ってきていますが、残念ながら、まだ安心できる状況とは言えません。
これからも「withコロナ」の状況は続きます。
コロナのことに無関心にならず、私たちができる感染防止対策を忘れず、これまでと違うことばかりに目を向けず、少しでも前を向き、新しい考え方ができるようになりたいですね。
さて、2学期の終業式で皆さんの学年の3分の2が終わったことにはなりますが、まだ大切な3学期が待っています。
しかし、1月から始まった1年の終わりの時期にもあたります。
2021年も残りあと1週間で終わります。
そこで、私も2021年を漢字1文字で表してみました。
『輝』
四方に光を放つ、キラキラしていること、生き生きとして明るさが溢れる、などの意味があり、前を向く力を感じます。
コロナ禍なのになぜこの漢字?と思ったかもしれません。
2021年を振り返った時、東京で開催されたオリンピック・パラリンピックのことは忘れられないできごとです。
メダルをとることだけが評価されることではないけれど、メダルの輝きにも負けないぐらい輝いていた選手たちの表情を忘れることはできません。
特に日本選手の活躍には、勇気と元気をもらいました。
本校でも文化祭はできなかったけれど、体育祭はできました。
あの日の皆さんの弾ける笑顔や真剣な表情は輝いていました。
これも忘れられません。今年は、海外には行けなかったけれど、修学旅行もできました。
「行ってきま~す」の表情から既に輝いていました。嬉しかったです。
また、クリスマスの時期に欠かせないイルミネーションや、夜空に輝く星、夏の花火、様々なところで行われるライトアップなど、私たちは輝くものにワクワクしたり、元気をもらったり、そして癒されたりします。
先ほど私は、「withコロナ」の状況が続くと言いました。
言葉にするのは簡単ですが、出口が見えないこの状況を受け入れていくのは、とても大変です。
元気をもらえたり、癒されるものが必要です。
そんな想いもちょっとこめた私の漢字1文字でした。
明日からはこの冬一番の寒気がやってきて大寒波だそうです。
天気予報のチェックも体調管理には必要ですよ。
体調管理に十分気を付けて、事故や事件に巻き込まれることなく、健やかに新年を迎え、1月8日の始業式に輝く笑顔の皆さんと会えることを願っています。
最後に、今日はXmas Eve☆
クリスマスは大切な人に思いを寄せる日であるとも言われています。
皆さんに思いを寄せながら・・・
これで、私の話を終わります。