お知らせ

10月3日全校朝礼での学校長挨拶

22.10.03
皆さん、おはようございます。

先週の土曜日から制服の移行期間に入り、4月に皆さんに初めて会った時の制服姿を見かけるようになりました。
今年度も半年が過ぎました。
この半年間、体育祭や文化祭などの学校行事や部活動での活躍、あるいは学外の人からお礼の言葉を届けていただいた立派な行動など、「成蹊の生徒、すごいな」と嬉しく思ったことは何度もありました。

その中でも最近、私が特に「すごいな」と感じたことは、生徒会の人たちが中心になって、ソックスの長さのルールの見直しを提案して、先生方と議論の上、「トライアル期間」という形で実現にこぎつけたことです。
本校の制服は黒(または紺)のハイソックスを前提にデザインされていますので、全体的な着こなしの印象はハイソックスの方が綺麗に見えるのだろうと思います(注:個人の感想です)。
でも、35度を超えるような猛暑の中で、ハイソックスでは暑い、というのもよくわかります。
生徒会の人たちと先生方の話し合いが約3か月続き、その結果、「冬服に完全移行するときにはハイソックスのみというルールを守る。それができないときには、来年度は元通り、夏場もハイソックスのみというルールに戻す」という生徒会からの提案が認められ、「トライアル期間」という形で、今年度の適用に至りました。

生徒会の皆さんの、校則変更を実現したいという思い、その思いを、言葉で丁寧に先生方に伝え、何度も何度も先生方との対話を積み重ねていったその姿勢に、心から敬意を表します。
そして、生徒会の思いを受け止め、提案を受け入れた先生方のことを、私は同僚として誇りに思います。

どんなことでも、一度決められた物事を変更するのは大変です。
とてもエネルギーが要りますし、取り組んでも必ずしも変わるというわけではありません。
でも、なんとしてでも実現するんだという強い思いと、あきらめることなく丁寧に話し合いを積み重ねたことが、実現につながりました。
本当に素敵なことだと思います。

ただ、今回は「トライアル期間」という条件付きです。
このルールが定着するかどうかは、ここからの生徒の皆さん、一人ひとりの行動にかかっています。
来年の夏、またこの新しいルールが適用できることを、校長として願っています。

前期生徒会の皆さん、本当にお疲れ様でした。
よく頑張ってくれました。ありがとう。
そして後期生徒会が発足します。
生徒会を中心とする生徒の皆さん、大阪成蹊女子高校を、どうぞよろしくお願いしますね。
期待しています。
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